
Ceramic &
Mixed media Artist
志ある者が手にする器 私は、人体陶彫刻や抽象絵画、抽象彫刻を手がけるアーティスト、そして器作家です。2014年に陶芸の地に移住し、ティーカップやマグカップの制作を始めました。純金の焼き付けや高価な原料で発色する釉薬、選び抜いた土、独自の石膏型、最新技術を駆使し、精密かつ華やかに仕上げています。それらは単なる「道具」ではなく、未来へと続く手仕事の証です。 この器の価格帯は20万円から60万円。それは単なる高級品だからではなく、緻密な手作業、膨大な時間と労力、高品質な素材、そして卓越した技術の結晶だからです。私はこの価格が適正であると確信しています。なぜなら、この器は単に「手作り」であることに価値があるのではなく、厳選された原料、洗練されたデザイン、そして明確なコンセプトのもとに生み出された「良い手作り」だからです。私が追求するのは、単なる利益ではありません。社会に貢献するにはどうしたら良いか、使い手に深い喜びをもたらすものづくりとは何か。その問いに答え行動しつづける事にこそ、持続可能な価値が生まれると信じています。「高くても売れる」という事実は、この理念が正しく伝わり、共感を得た結果に過ぎません。 さて、この器を手にするのはどのような方でしょうか? 1. 産業の未来を支える人々 この器を選ぶことは、伝統工芸の未来に投資することと同じです。機械化が進む中で、手仕事の美しさが見直されるかどうかは、価値を理解し、大切にする人々の選択にかかっています。その選択が、職人たちに新たな希望をもたらし、次世代の技術者を育てる力になります。 2. 未来を築く人々 文化は自然に続くものではなく、誰かが支え、選び取ることで未来へとつながります。何気ない一つの決断が、工芸やアートの新たな時代を生み出します。手仕事の器は、ただの美しいオブジェではありません。それは継承すべき価値の証であり、未来へ託すメッセージ。その意義を感じる人々こそが、この器を手にします。 3. 本物の価値を知る人々 持つもの一つひとつに意味を見出し、背景を知ることで愛着を深める。生活の中に哲学を持ち、何を未来に残すかを考える。そんな人々のもとで、この器は静かに輝きを放ちます。大量生産では決して生まれない個性や深みが、空間に誇りと気品をもたらします。 4. 社会に貢献する人々 この器が売れ続けることで、「高価な手作りでも売れる」という事実が広まり、伝統産業が再び手作業の価値を見出します。それによって「もう一度手作り部門を設けよう」と考える企業が増え、手作りの技術を持つ職人たちに新たな雇用が生まれます。つまり、この器の価値を理解し、迎え入れることで、職人の仕事を守り、未来の工芸のあり方を変えていくことにつながるのです。 この器を迎え入れる方は、単なる所有者ではなく、伝統と未来を支えてくださる大切な存在です。高価でありながらも作家の器を選び迎えてくださることが、手仕事の価値を認め、次世代へと継承する一助となります。私のものづくりは、その小さな一歩を示す試みであり、その尊い選択が歩みを強く後押しするのです。手仕事の美しさとともに、持続可能な未来を築いていければと願っております。 美しいものを日常に取り入れることは、人生そのものの価値を高めること。誰かの手仕事を讃え、その想いを未来へと繋げること。 この器が、皆さまのもとでどんな物語を紡いでいくのか。それを想像するだけで、私自身、胸が高鳴ります。 私の器とともに、皆さまの未来を形作っていけたら幸いです。














